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長野県 千曲市 内科 呼吸器内科 

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TEL.026-276-2700

予防接種Vaccination

  • 予防接種は、感染症にかからないために、非常に効果の高い手段の一つです。予防接種の効果と副反応をよく理解して、予防接種を受けましょう。
    そして、感染症にかからないように、また、他の人に感染させないように予防しましょう。
  • 当院で施行可能な予防接種(予約制)
    • 麻疹・風疹、日本脳炎、三種混合、Hib、小児肺炎球菌、インフルエンザ、水痘、おたふくかぜ、B型肝炎、A型肝炎、HPV(子宮頸がん)、成人肺炎球菌、帯状疱疹、新型コロナなど
    • 定期接種の方は予診票をお持ちください。母子手帳、お薬手帳、保険証
    • 接種可能年齢 満3歳以上
  • ヒトパピローマウイルス(HPV)は、性的接触のある女性であれば50%以上が生涯で一度は感染するとされている一般的なウイルスです。子宮頸がんをはじめ、肛門がん、膣がんなどのがんや、尖圭コンジローマ等、多くの病気の発生に関わっています。特に、近年若い女性の子宮頸がん罹患が増えています。HPV感染症を防ぐワクチン(HPVワクチン)は、小学校6年~高校1年相当の女子を対象に、定期接種が行われています。定期接種の対象年齢は小学校6年生~高校1年生相当の女子です。定期接種で接種できなかった女性に対するキャッチアップは2025年3月末までです。標準スケジュールで3回の接種を公費(無料)で受けるためには遅くとも2024年9月までに接種を始める必要があります。
    • ・キャッチアップ対象:1997年4月2日~2008年4月1日生まれの女性
    • ・キャッチアップ期間:2025年3月末まで

              

       価数
      ワクチン名
       9価
      シルガード9
       4価
      ガーダシル
       2価
      サーバリックス
       接種回数および接種間隔  ●初回接種が15歳未満の場合
      2回接種:初回から5か月以上(標準的には6か月)あけて2回目。
      3回接種:初回から1か月以上5か月未満(標準的には2か月)あけて2回目。2回目から3か月以上(標準的には4か月)あけて3回目。
      ●初回接種が15歳以上の場合
      3回接種:初回から1か月以上(標準的には2か月)あけて2回目。2回目から3か月以上(標準的には4か月)あけて3回目。
       初回から1か月以上(標準的には2か月)あけて2回目、2回目から3か月以上(標準的には4か月)あけて3回目。  初回から1か月以上(標準的には1か月)あけて2回目、2回目から2.5か月以上(標準的には5か月)かつ1回目から5か月以上あけて3回目。
       予防するVPD  90%の子宮頸がん(16、18、31、33、45、52、58型)、尖圭コンジローマ(6型、11型) などのヒトパピローマウイルス感染症  70%の子宮頸がん・肛門がん (16、18型) 、尖圭コンジローマ(6、11型) などのヒトパピローマウイルス感染症  70%の子宮頸がん(16、18型)などのヒトパピローマウイルス感染症
       対象  9歳以上の女子
      【定期接種】
      小学校6年生から
      高校1年生相当の女子
       9歳以上の男女
      【定期接種】
      小学校6年生から
      高校1年生相当の女子
       10歳以上の女子
      【定期接種】
      小学校6年生から
      高校1年生相当の女子
      日本婦人科腫瘍学会一般の皆さまへHPVワクチン(子宮頸がんワクチン)についてQ&Aへのリンク  
      千曲市HPVワクチン(子宮頚がん予防ワクチン)へのリンク

    ※1: 1回目と2回目の接種は、少なくとも5か月以上あけます。5か月未満である場合、3回目の接種が必要になります。
    ※2・3: 2回目と3回目の接種がそれぞれ1回目の2か月後と6か月後にできない場合、2回目は1回目から1か月以上(※2)、3回目は2回目から3か月以上(※3)あけます。
    ※4・5: 2回目と3回目の接種がそれぞれ1回目の1か月後と6か月後にできない場合、2回目は1回目から1か月以上(※4)、3回目は1回目から5か月以上、2回目から2か月半以上(※5)あけます。

     定期の予防接種は、各市町村が主体となって実施しています。お住まいの市町村における接種方法(いつ・どこで・どのように受けられるかなど)については、市町村の予防接種担当課にお問い合わせください。

    厚生労働省リーフレット

    小学校6年~高校1年相当の女の子と保護者の方へ
    平成9年度生まれ~平成19年度生まれまでの女性へ

          

    帯状疱疹ワクチン

    • 帯状疱疹は神経に潜んでいた水痘・帯状疱疹ウイルスが活性化することで発症する皮膚疾患です。通常右側、または左側どちらか一方に出るのが特徴で、痛みを伴う皮膚症状が3週間ほど継続します。症状としてはまずピリピリ、チクチク、ズキズキといった神経痛が出て、1週間程度で痛みがある部分に赤い斑点が見られるようになります。その後赤い斑点内に水ぶくれができ、水ぶくれが破れてびらん(ただれた状態)になり、最終的にそこがかさぶたになって症状がおさまる、という経過を辿ります。日本人の多くは幼少期に水疱瘡に罹患しているため、日本の成人の9割以上がこのウイルスを保有しています。初めて水疱瘡にかかった後、症状がおさまってもウイルスは完全に除去されるわけではなく、実は神経細胞に残っているのです。加齢や過労、ストレスなどで免疫力が低下すると、免疫で抑えることができなくなり、潜伏していたウイルスが活性化してしまいます。50歳以上になると発症率が急増し、帯状疱疹患者の約7割が50歳以上の方です。しかし、50歳以上の方であれば帯状疱疹予防ワクチンを接種することができます。ワクチンを接種することで発症率が抑えられるだけでなく、もし発症してしまっても重症化しにくくなる、痛みが残りにくくなるなどが期待できます。ワクチンは2種類あります。50歳以上が対象。どちらも任意接種で公費助成対象外です。
         生ワクチン(ビケン)  不活化ワクチン(シングリックス)
      接種回数   1回  2回
       接種方法  皮下注射  筋肉内注射
       有効性 50~59歳:69.8%
      60~69歳:64%
      70~79歳:41%
      80歳以上  : 18%
      50~59歳:96.6%
      60~69歳:97.4%
      70~79歳:91.3%
      80歳以上  : 91.4%
       予防効果 5~7年程度 10年以上(11 年目以降は延長試験を実施中)
       副反応 ■頻度10%以上の副反応
      発赤(44.0 %)、掻痒感 (27.4 %)、熱感(18.5 %)、腫脹 (17.0 %)、疼痛 (14.7 %)、硬結(13.5%)
      ■重大な副反応(いずれも頻度不明)
      アナフィラキシー、血小板減少性紫斑病、無菌性髄膜炎 
       ■頻度10%以上の副反応
      疼痛(79.1 %)、発赤 (37.4%)、腫脹 (24.2 %)、筋肉痛(36.9 %)、疲労 (34.6 %)、頭痛 (28.3 %)、悪寒( 21.4 %)、発熱 (16.7 %)、胃腸症状 (12.0%)
      ■重大な副反応(いずれも頻度不明)
      ショック、アナフィラキシー
       接種費用  8,400 円  1回あたり 22,000 円
      帯状疱疹.jp


      新型コロナワクチン

       予防接種法に基づく、新型コロナウイルス感染症の定期予防接種が実施されています。→新型コロナワクチン記事詳細へ